2006年06月21日

グレムリンとニーズ

スピルバーグ監督映画「グレムリン」を見ていない方のために始めにアマゾンからの抜粋です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

Amazon.co.jp
「水に濡らさない」「太陽光にあてない」「夜中12時をすぎたら食べ物を与えてはいけない」。モグワイという不思議な動物に関する3つの約束。それを破ったために、子犬のようにかわいい小動物から、凶悪なモンスターのグレムリンへと化したギズモ。やがて分裂増殖し、町中を荒らしまわり始めた。のちに続編も作られた、SFブラック・コメディのヒット作である。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

前回、お話したように、コーチングで使っていた用語「グレムリン」とは
「人の心の内側で自己制限的な考えを吹き込む臆病な小動物」の意です。

グレムリンは、誰の心の中にも住んでいて
人が新しい行動を起こそうとするとき、何かに失敗したときなどに
宿主である心の主人(あなた)の足を引っ張るような言葉を囁きます。

グレムリンは、凶悪なモンスターですが、(スピルバーグ映画では)
このモンスターは、始めからモンスターだったわけではありません。
始めは、モグアイという種類のとても可愛らしい小動物だったのです。
(上映当時ギズモ(モグアイ)人形は大人気でした)

ところが、モグアイをペットにした人間が、モグアイの大切なニーズ
(モグアイがモグアイとして生きるために絶対的に必要な要件)
を満たさなかったために、ある日、凶悪なグレムリンに変身したのです。

さて、私たちの心の中に潜んでいるグレムリンですが
(人の心の内側で自己制限的な考えを吹き込む臆病な小動物)
彼もまた、生まれながらのグレムリンではありません。
始めは、やっぱり無垢なモグアイでした。

もしも、今、あなたが自分の心の内側にグレムリンを発見するならば
それはきっと過去のあなたが、あなた自身のニーズ
(あなたが、あなたであるために本当は絶対に必要な要件)
を満たすのを忘れたせいです。

あなたがあなたであるために、
「尊重されること」がニーズだったのかもしれません。
「学ぶこと」「貢献すること」「達成すること」「挑戦すること」
「美しいこと」がニーズだったのかもしれません。

日々の生活の中で、心ならずも満たされぬまま置き去りにされた
あなたのニーズは、やがて、モグアイをグレムリンに変身させ
あなたがあなたらしく行動を起こすことを妨げます。

あなたが、あなたであるためのニーズは何ですか?

過去に満たされなかったニーズがあるならば
今からでも遅くありません。
街(あなたの心)がグレムリンに侵食されつくす前に
大切なニーズを見つけて満たしましょう。

あなたには、その権利と義務があります。
posted by Thanks K at 12:37| Comment(40) | TrackBack(10) | コーチングスキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

グレムリンとサボタージュ

先日、CTIジャパンから受け取った通知を読んで思わず叫びました。
「グレムリ〜ン、カムバック!カムバック、グレムリン!」

「グレムリン」とは、「コーアクティブコーチング」という流派のコーチが
今まで使っていた比喩表現で、
「人の心の内側で自己制限的な考えを吹き込む臆病な小動物」
という意味です。
「グレムリン」は、誰の心の中にも住んでいる臆病な小動物で、
何かにチャレンジしようとする時に、「無理だよぉ、危険だよぉ」と騒ぎ立て、人の心を乱します。

クライアント
「もっと自分を律して規則正しい生活をしたいのですが、
今まで、何度も挫折しているので私には無理なような気がしています」
私     
「それって、グレムリンじゃありませんか?(笑or哀)」

グレムリンは、とても臆病なので、住み慣れた我が家である貴方が、変わることが不安です。
グレムリンは、思います。
「良くなるかもしれないけれど、悪くなったらどうしよう?あ〜心配だ、心 配だ。僕は弱いから、少しのストレスにも耐えられない!」

でも、実際の貴方は、グレムリンよりタフで、多少のストレスは、励みになる可能性も高いのです。

だから、グレムリンの声が聞こえたら、超臆病な彼を一旦、静かにさせて
「グレムリン抜きで、自分は、どうしたいのか?」
を判断することが大切です。

今回CTIジャパンから届いた通知によるとこの「グレムリン」という表現が、
「サボタージュ」に変わるとのことです。
「グレムリン」という言葉の持つ可愛らしいイメージが、本来の意味を弱めるというような理由だそうですが、理由を読んでも・・・???
「変えない方が良いのでは?」

「SABOTEURを英和辞書でひくと‘破壊工作者‘との記述があります」
 CTIジャパン

とのことですが、「サボタージュ」という響きは、「グレムリン」という表現に比べて、反抗的なニュアンスが濃いように思えます。

自己制限的な思考の引き金になる人の感情は一種類ではなく、恐怖心、反抗心、悲しみなど、その人の認知パターンによって、様々に異なります。

なので、その全体呼称としては、「サボタージュ」という表現よりも、
「グレムリン」という曖昧模糊とした架空の小動物の名前を使った比喩表現の方が適しているのではないでしょうか?

ただ、グレムリンというのは犬とか、猫とかいった分類と同一のレベルですから、「破壊工作者」とか「完璧くん」とか「怖がりなチビちゃん」とかそれぞれのグレムリンには、それぞれ固有の性質があるでしょう。

さて、貴方の心に間借りしているグレムリンにあだ名をつけるとしたら、
それは、どんなあだ名でしょう?
いずれにしても、それがグレムリンならば、心の家主は、
グレムリンではなく貴方だということを、
グレムリンによく言って聞かせなくてはなりません(笑)
posted by Thanks K at 11:40| Comment(9) | TrackBack(1) | コーチングスキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

私は元気!

「全ての人は、最終的な人生の目的を既に持っている」
 私は、この仮説を信じています。
 もっと文学的でない、表現では
「宇宙には知的設計者がいる」という言い方をされている科学者の方もおられますね。

私は、母親なので、子供を出産する産みの苦しみと喜びを
リアルに体験している(笑)ので、感覚的に解りやすいのですが、

「もしも世界中の人類を産み落としたある一人の母(父)がいて、
 私たちの苦しみや喜びをわが子のことのように嘆き悲しみながらも
 私たちの共通の目的(幸せ)を達成するために、産み続けている
 としたら・・・」

私の力は微力だけれど、お母さんのためなら(お父さんのためなら)
エ〜ンヤコ〜ラ!
という気持ちになって頑張れるような気がします。

(ちなみに私には神学の知識も経験も全くありません)


posted by Thanks K at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 活きる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

目的からそれない

「目的からそれない」
字面を見ると、簡単なことのように思える(ときもある)のですが、
人間(ひと)には、感情がありますから、
実践しつづけるには覚悟と修練がいりますね。

5月は、風薫る清清しい季節ですが
目的に向かって、前半の難所を超えた人は特に
息切れしやすい季節です。

ガントチャートを睨みつけながら
ここまで登ってきたのに、また新たな難所に遭遇してしまった。
疲れも溜まっている・・・

自分の後ろに出来た道
自分の前に続く道
どちらも、途方もなく長いように感じるときがあります。

足取り重く感じたならば
「目的を確認する時」です。

ホグワーツ魔法学校の先生が教える
目的地に姿現しする(瞬間移動する)魔法の秘訣は、
3Dだそうです。

第一ステップは
「どこへ行くのか」に注意を集中すること
第二ステップは、
「どうしても」行きたいと決意すること
最後に
「どういう意図で」を忘れずに動くこと
〜「ハリーポッターと謎のプリンス」より〜

魔法使いにも感情があるので、
この呪文をマスターするのに生徒たちは、手古摺っているようです(笑)
posted by Thanks K at 14:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 活きる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

春が来た

新学期のスタートを彩る桜の花が、今年も咲き始めました。
新しい年度がもうすぐ、始まります。

桜の季節は、年初に設定した達成目標や行動目標の
振り返りをする絶好のチャンス!
今年の第一四半期(1月〜3月)の振り返りをしましょう。

「この3ヶ月で、あなたが成功したことは何ですか?」

「大変だったことは、何ですか?」

「今年の目標に関して、次の3ヶ月で達成したいことは何ですか?」

もしも、あなたの第一四半期が悔いの残るものであったとしても、
これから数週間の間に咲き誇り、散っていく桜の花と共に
過ぎし日を完了しましょう。

「今年の冬も無事に終わり、春が来たのですから!」
posted by Thanks K at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 活きる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

ヴィジョンを描く

売れっ子芸能人には、事務所が雇ってくれた敏腕マネージャーがついています。
芸能プロダクションのマネージャーの仕事は、多岐に亘るでしょうが、
その本質は、タレントの強みと価値を最大限に引き出し、市場価値を売り込むことでしょうか?
有名タレントの黒子として、多くの実績をあげた某マネージャーいわく
「一番大切な仕事は、所属タレントのヴィジョンを引き出すこと」
だそうです。

芸能の世界は、華々しさの裏側で変化と競争の激しい世界です。
変化と競争の激しい世界では、今(現状)はあっという間に過去になります。
「今の人気がいつまで続くのか?」
「次の楽曲もトップ10ランキングに入れるのか?」
「10年後も主役でいられるのか?」
今を時めく人気俳優さんの心の隙間にも、そんな問いが忍び寄ります。

人が「やる気」や「自信」を失う魔の瞬間は
必ずしも逆境の時ばかりでなく
最高に上手くいっているとき、スポットライトを浴びた直後など、
「今、持っているものを失うのが怖い」という思いが心を満たす時です。

大切に育てている自分のタレントがそんな状態に陥ったとき
敏腕マネージャーは、愚痴を聞きながら
タレントの持つ、強み、価値、市場価値に焦点を当てます。
そして、充分に承認して、今が完全になった後、空かさず
将来のヴィジョンを鮮明に描かせます。

「どんなタレントになりたいのか?」
「誰を喜ばせたいのか?」
「何を得ることが最高なのか?」

競争が激しければ、激しいほど
外側で起きていることに目を奪われて焦ることなく
自分自身の心の内側に焦点をあてて、ヴィジョンを描くことが大切です。
posted by Thanks K at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチングスキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

東風吹かば

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子供の七つのお祝いに
太宰府天満宮にお札を納めて参りました。

梅の香匂いたつ中
学問成就、健康祈願の沢山の絵馬を
東風が撫ぜていました。



posted by Thanks K at 19:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 活きる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

久世光彦さん

久世光彦(演出家・作家)さんが亡くなりました。

私は、ひと昔(10数年)前に、シナリオライター養成校の生徒として久世さんにお会いしたことがあります。
超人気講座で満室の生徒を前に、少し長めの沈黙から、講座が始まりました。

久世さんの講義は、インタラクティブ(双方向的)で刺激的でした。
「君が本当に書きたいドラマの本質は、何だ?」
「それは、本当か?」
「本当に、本当に心から書きたいことは何だ?」
という鋭い問いから始まり、
緊張の中、果敢に手を上げて答える何人かの生徒が言葉に詰まっていました。

ふと久世さんの言葉のトーンが変わり
「例えば、前から5番目の左から2番目に座って頬杖をついている彼女は
 本当に女なのか?」
と言われ、皆が、こちらを向くので、ふと我に帰ると
頬杖をついていた不埒な奴は、私でした。

講義が終わった後で、謝りに行った私に久世さんが下さったメッセージが
今でも鮮烈に残っています。
「物事の本質を見極めるために、表面上のことに囚われるのは止めなさい」
「本当に、本当に、心から、やりたいことをやり、書きたいことを書きなさい」
「あなたのドラマを生きなさい。君のオーラはユニークだ」

シナリオ作家修行については、その後、挫折してしまった私でしたが
何を生業として、どこで生きていようと
久世さんから頂いたメッセージは、
「私は、私の人生を自覚と責任と自信を持って生きよう!」
という気持ちを暖かく後押ししてくれます。

TVドラマや沢山の執筆作品によって、私達を元気付け
いつまでも若々しい感性を磨き続けられた久世光彦さんのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
posted by Thanks K at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 活きる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

効果的なフィードバック(後編)

コーチングの関係において、効果的なフィードバックとは
行動の結果とプロセス(人)の両方に照準をあてたものです。

結果については、「正確で詳しい記述的な」フィードバックがより効果的であり
プロセスについては「主体的な観察」が鍵になります。

前編の問いの答えを例にすると
B「計算問題は全部出来たのね。応用問題になると解らないのね」
は、45点という点数の中身(結果)だけを分析して伝えているので不充分なフィードバックです。

C「あなたはこの点数をどう思う」
は、一見、子供に自分で考えるチャンスを与えているように見えますが
子供は結果について「良いor悪い」の価値判断を問われていると思うでしょう。

D「45点だったのね。ご苦労さん。どの問題が一番気になる?(他には?)」」
@〜Dの答えの中では、このフィードバックが最も効果的です。
なぜなら、テストに臨んだ子供自身と
テストの結果である点数の両面に照準をあてたフィードバックだからです。

ただし、実際にDのフィードバックを「マニュアル的に」返したとしても
「どの問題も気にならないよ」とか
「ご苦労さん?って???嫌味?」
などのフィードバックが、今度は子供から返って来る可能性も多いにあります。

本当に効果のあるフィードバックをするためには

@ 日頃から、小まめにフィードバックのキャッチボールをしていること
A 子供自身が「本当はどうなりたいのか?」を知っていること。
  そして、親が「本当はどうなって欲しいのか?」を知っていること。
B 親子の間に健全な愛情のあること(ノンバーバルコミュニケーション)
は、欠かせない要件です。

コーチングスキルが機能するためには
その基盤としてコーチングマインドがあることが必要絶対条件ですね(^^)
posted by Thanks K at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチングスキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

効果的なフィードバック(前編)

コーチングの関係において最も役に立たないフィードバックは、
相手の自尊心と自信を打ち砕く個人攻撃的なフィードバックです。

例えば、100点満点で45点の算数のテストを持ち帰った子供に対して
あなたなら、どんなフィードバックをするでしょうか?

@「まぁ、何て馬鹿なの!」
A「あぁ、なんて酷い点数なの!」
B「計算問題は、全部出来たのね。応用問題になると解らないのね」
C「あなたは、この点数をどう思う?」
D「45点だったのね。ご苦労さん。どの問題が一番気になる?(他には?)」」

@は個人攻撃なので、もちろん最悪のフィードバックですね。
Aは、人でなく、点数を攻撃していますが、批判的・攻撃的なので悪いフィードバックです。

ところでB、C、Dの中で、最も効果的なフィードバックは、どれでしょうか?
それは、何故でしょう?

次回更新まで、ちょっとだけ、考えてみて下さい(^^)
posted by Thanks K at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチングスキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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